ヒロシの部屋『書籍紹介第5弾』~リブラでしたいこと見つけませんか。元気が出る本紹介します~
リブラでしたいこと見つけませんか。元気が出る本紹介します
こんにちは。ヒロシです。9月に入ったら途端に日の暮れる時間が早くなりましたね。8月途中の長雨で夏を満喫しきれずに夏を終えてしまって不完全燃焼ですわ。日が短くなったので読書をしましょうということで書籍紹介第3弾。今回は「NASAより宇宙に近い町工場」-僕らのロケットが飛んだ- 植松電機取締役カムイスペースワークス代表取締役 植松 努 著です。この本は小学生から経営者まで「日本一感動する講演」とされたものが書籍化されたものです。著者は北海道赤平市の小さな町工場で宇宙開発の夢を追い続けています。不況の中、本業でも売上を伸ばしており常に
工夫をして「よりよく」を目指すクリエーティブな経営方針をもっています。新しい社会システムをつくるという更に大きな夢に向けたプロジェクトも進めているところは
心が熱くなり「おぉ!頑張ろう」という気持ちにさせてくれます。何をするにしても
マイナス思考が優先してしまう方には是非お勧めしたい書籍です。簡単にご紹介させて頂きます。
「どうせ無理」廃絶宣言
筆者は北海道赤平というところで町工場を経営しています。主にリサイクルに使うパワーショベルにつけるマグネットを製造しているのですがもうひとつ宇宙開発という仕事もしているのです。田舎町の小さな町工場が人工衛星を作ったり世界に三か所しかない無重力実験施設のうちその一か所はこの会社であったりします。宇宙開発って相当開発費がかかるし人材も必要だし大丈夫?と思えます。更にこの会社では宇宙は経営対象では無いということなんです。この会社にとって宇宙開発は
「どうせ無理」という言葉をこの世から無くすために始めたというのです。
「どうせ無理」といった一言で多くの人が夢を諦めてしまった経験からこんな小さな町工場が
「そんなことないよ」と言って実現できれば諦めない人が増えるのでは?と思って始めているのです。筆者は「どうせ無理」を学校の先生から告げられます。中学校の進路相談の時に先生から将来何をしたいんだ?と尋ねられ「飛行機、ロケット開発をしたい」と話したところ「無理だ」と言われました。理由を尋ねると「飛行機やロケッの仕事をするには東大に入らなければならいない。お前の学力では無理だ」と言われたのです。
この手の進路相談は普通に行われていて多くの学生が可能性を奪われていきます。飛行機の事を知らない先生が進路指導ではなく憶測による進路評論に憤りを覚え筆者は自身の夢に向かって努力を重ねていきます。
ロケット開発の話と並行して「より良い社会をつくるには」どうすればいいか説いておられます。既に大量消費社会が終焉した日本では今後節約した方が豊かになる社会に転換すべきと説いていてそのためには今までのような1から10を作る仕事ではなく
0から1を作る仕事が必要でありその仕事にはどんな人が求められるかというと
「やったことのないことをやりたがるひと」「あきらめないひと」「工夫をするひと」が必要というのです。
0から1を作る仕事では過去の知識は役にたちません。なのでこの人たちは「だったら、こうしてみたら」と思考できる方達なのです。へぇなんてモチベーションの高いこと!!
と思いました。成功者から学べ、真似をしろ。と指導され今に至っていますが発想の転換ですね。大いに触発されました。ロケット開発に戻りますが人工衛星を製造しようと思うと普通は多額の開発費がかかると思いますが基本構造であればホームセンターや通信販売で簡単に材料は揃うようです。
「できる」と思ったらできるし「できない」と思ったらできないのが宇宙開発なんです。
多くの方は自身の夢をもっています。周りの人から「それは駄目かもしれないよ」といわれることはあるでしょう。でも「駄目かもしれない」と「できるかもしれない」は確率でいえば同じです。どうせ同じなら「できるかもしれない」と言われた方が嬉しいに決まっています。筆者は
「できるかもしれない」と発言してくれる人が多い社会を目指して宇宙開発に取り組んでいるのです。いやぁ。凄すぎます。
今までの業務過程で「駄目かもしれない」と思ったことが数回ありました。まだやりきっていないのでは?工夫はしたのか。と自問するとまだ取組の余地はあったと思いました。小さい人材派遣会社だからできることがきっとあったことでしょう。努力が足りなかったなぁ。しかしこの書籍を拝読して私の思考から
「駄目かもしれない」は削除されました。「できるかもしれない」に切り替わっています。
私の感じた事を文章にするとせっかくの著書が薄っぺらくなりましたが実際に読んで頂くととてもやる気が湧いてくる内容になっています。是非手に取って読んで元気をつけてほしいと願っています。
最後に夢を見つけられない人にアドバイス。感動することです。「感動」をアルファベットに変換すると
「CAN DO」(やればできる)となるでしょう。やってみたいと感動してやってみることが大切ですよ。ダジャレのセンスも素晴らしい著者でした。
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