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2021年4月の介護報酬改定に伴い、「認知症介護基礎研修」の受講を義務化することを決定。(2023年までは経過措置期間)
現在は無資格の方でも介護施設での介護職としての勤務が可能ですが、2021年4月以降は認知症介護基礎研修が受講必須になります。但し、2021年~2023年の3年間は経過措置期間で、完全に移行するのは2024年4月からです。
認知症介護基礎研修とは?
認知症介護基礎研修とは認知症ケアを行う介護職員向けに、認知症ケアに関する基本的な知識・技術を身に付けたことを証明する資格です。
関連のある資格として「認知症介護実践研修」がありますが、こちらは既に介護職員初任者研修・実務者研修を取得している方を対象にしています。また認知症ケアに関する研修として「認知症サポーター養成講座」もありますが、こちらは一般の方を対象にした研修講座であり、資格ではありません。
<受講が義務化された背景>
認知症介護基礎研修の創設・受講義務化の背景は、認知症実践者研修の受講者で新人や実務経験が浅い方が多く見受けられたこと・認知症ケアに関する知識習得が急務とされたことが挙げられます。
また現行の制度では認知症ケアの基本を学べる研修がないこと、多くの介護職員が認知症ケアを含む介護の基本知識・技術の習得が求められることから、「認知症介護基礎研修」の受講が義務化されることになりました。
<受講対象者・受講方法>
受講対象者は医療・福祉関連の資格を1つも取得していない方が対象になります。
但し、訪問介護(訪問入浴・介護は取得必須)・居宅介護支援・福祉用具貸与事業に携わる職員は対象外となります。
受講期間は2021年4月~2024年度となっていますが、既に介護職員として働いている方は2024年度までに受講すればOK。
<研修費用>
認知症介護基礎研修の実施主体は自治体(都道府県、市町村)費用を1000円としている自治体もあれば5000円としている自治体もあります。
滋賀県社会福祉研修センター引用
認知症介護基礎研修 | 滋賀県社会福祉研修センター (shiga-sfk.jp)