訪問ヘルパーの感染対策!気を付けたい7つのポイント
緊急事態宣言は解除されたものの、まだまだ油断はできない状態です。
しかし、介護職は食事介助・排せつ介助・入浴介助など、どうしてもご利用者様と距離が近くなってしまいがち。特に訪問介護の現場では、万が一にもご利用者様を感染させないために、最新の注意を払いながらご利用者様の生活を支えています。
LiBRAのスタッフも、いろいろな可能性を考えて感染予防をしています。
中には
どこまで気をつけたらいいのかわからんわ~!
と頭を悩ませるスタッフも……。
そこで、今回はベテラン訪問ヘルパーが気をつけていることをまとめました!
01
不要な荷物を持ち込まない
鞄や上着にはウイルスが付着している可能性もあります。仕事に必要のないものはご自宅に持ち込まないようにしましょう。
手間かもしれませんが、
訪問先ごとに靴下を変えることも大切です。足は手のように気軽に洗うことはできません。他のご利用者様の自宅に菌を持ち込んでしまう可能性もあるので、訪問先を出る際にできるだけ履き替えるようにしましょう。
02
ケアの前後にしっかり手を洗う
アルコール除菌は気軽に持ち運びができますが、
ウイルスを殺すには石鹸と水で手を洗うのが最も効果的(※)だそうです!少なくとも20秒は石鹸で隅々まで洗い、綺麗な水でしっかりと流しましょう。
一度に長時間ではなく、
何度も小まめに手洗いをしましょう!
1.ご利用者様の身体に触れる前
2.ご利用者様の食事介助の前
3.ご利用者様の咳やクシャミがかかった可能性があるとき
4.ご利用者様の身体に触れた後
5.ご利用者様の持ち物や寝具など、周囲の物に触れた後
※CDC(米国失敗管理予防センター)
03
マスク着用を徹底する
ご利用者様のご自宅へ行くときはもちろんこと、プライベートで人混みのある場所へ行くときも
必ずマスクを着用するべきです。
マスクの表面は汚れています。外すときは表面に触れず紐を持って耳から外しましょう。触れてしまった場合は手洗い・アルコール消毒をしてください。
04
部屋を喚起する
全ての窓を開ける必要はありません。
1時間に2~3回、対角線上の窓を開けて部屋全体に空気の流れを作りましょう。
PM2.5や花粉の季節になると「喚起したくない!」と思われるご利用者様もいらっしゃるので、「どちらを優先するか」で判断しましょう。
05
熱水や塩素系漂白剤で消毒を徹底する
食器やお箸は80℃以上の熱水に10分間さらすことで消毒できます。
テーブルやドアノブは、アルコール入りウエットティッシュや塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で拭きましょう。塩素系漂白剤を使うときは0.05%に希釈してください。拭いた後は水拭きも忘れずに!
06
手袋を外すときは汚れた面を意識する
せっかくビニール手袋をしていても、
外し方を間違えると汚れた面を触ってしまう可能性があります!
まず、手袋の袖口を掴んで、手袋が表裏逆になるように外します。次に、手袋を外した手を反対の手袋の袖口に差し込み、手袋を表裏逆になるように外してください。
07
コンタクトユーザーはメガネに変える
ご利用者様の咳やくしゃみで唾液が飛ぶ可能性があります。
飛沫感染防止のため、視力の低い方にはコンタクトよりもメガネをオススメします!
いかがでしたか?
また、厚生労働省は訪問ヘルパー向けに感染対策をまとめた動画を公開中です。
「訪問介護職員のためのそうだったのか!感染対策!」(※youtube)
食事介助や排せつ介助、口腔ケアなど、介護の場面ごとに注意点や具体的なノウハウを解説しています。
大変な事態になってしまいましたが、ご利用者様の生活を支えるためにも一緒に頑張りましょう!